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Thinking
Old thinks

■ 2001/08/31 (Fri)  夢の中へ。
夢見心地な一日を過ごす。 前日さほど寝てないせいもあって、 やることなすこと全てがぼんやり。 自分はぼんやりしていたはものの、 周りのおかげで楽しい一日に。 夜、当たり前のように今日も呑み。 美術業界関係者とハジケる。 もちろんワタシはへべれけ。 今、ワタシは夢の中ですかね?

■ 2001/08/30 (Thu)  こたえはボクのなかに。
個展をやっていると、そこにあるのは 当たり前だが自分の作品だ。 毎日自分の作品に囲まれていると いろいろ見えてくることもある。 いいことも悪いことも。 こわがってもしょうがない。 ちょっと勇気を出そう。 それが自信につながる。 そう思った日。

■ 2001/08/29 (Wed)  come komaba.
個展は楽しい。 今日も個性豊かな人たちの訪問を受ける。 人の数だけ、意見があり、その中でも 自分の中で大きな問題提起となる意見に出会う。 また、次のステージに進めるきっかけとなる 貴重な意見だった。 自分の中での方向性がまた見えた。 夜、高校時代の旧友と再会。 呑む。 高校時代はさして呑んでる印象はなかったものの、 現在ではすっかり大の日本酒党。 こんなに呑み物や喰い物の嗜好が合うなんて・・・・。 今夜もまた、しあわせな呑みでした。 また呑みましょう。

■ 2001/08/28 (Tue)  パンナコッタに食後酒。
今日もたくさんの方に個展においでいただく。 初めて逢う顔、懐かしい顔など ウレシイ顔ぶれが並ぶ。 様々な反応があり、それぞれの意見が とてもアリガタイ。 夜、泡盛の差し入れが入るに至って、 しあわせな気持ちは、さらにしあわせに。 その気持ちのままお食事へ。 画廊オーナーに品のよい、ワタシひとりでは 行けなそうなイタリアンのお店に連れていってイタダく。 美味い。 至福の時を過ごす。 ゴチになりやした。 明日もがんばりまっす。

■ 2001/08/27 (Mon)  The city in Motion.
とうとう始まりました。 2001個展。 「The City in Motion.」 初日、雨もあってかやや出足鈍いものの、 様々なお客さんの入り。 お客さんの反応を見るにつけて、 緊張もほぐれる。 夕方、アートサイトの取材を受ける。 なにぶん慣れてないことなので ちゃんと受け答え出来ていたのだろうか? 目の前に3Lのビール缶がある状況で、 その確信はない。 今日から一週間、張り切ってまいります。

■ 2001/08/26 (Sun)  決戦前夜。
とうとうこの刻がやってきた。 作品設置だ。 スタッフのみなさんの、手際がよいおかげで 思いの外、素早く設置完了。 想えば去年の個展から一年。 あっという間だった。 気づけばもう明日はオープニング。 壁に設置した作品を観て、前回以上の手応えを感じる。 とにかく賽は投げられたのだ! どうにもこの興奮は抑えられそうにない。 とにかく、スタッフの皆様、関係者の皆様に 深く感謝を捧げつつ、 初日に備えて寝ます。 いよいよです。

■ 2001/08/25 (Sat)  無心に。
個展の準備も、ここまで来ると もはやどんな悪あがきも意味を成さない。 ある程度、予定通りに淡々と作業をこなす感じだ。 黙々と汗を流す。 開幕の刻は迫っている。

■ 2001/08/24 (Fri)  ハハカエル。
母、ようやく退院。 とたんに家の中が賑やかになる。 以前にも増して、無駄 に口数が多い。 そして何よりも、松葉杖を担いで歩く始末。 松葉杖は担ぐもんじゃねぇだろうに。 つーか、担いじゃうくらいなら要らないじゃん。 松葉杖。 どうりで病院でも看護婦さんに怒られっぱなしだったワケだよ。 そんな野放しの猛獣が、戻ってきました。 でも、やっと寝たようです。 ちょっと静かになりました。 何はともあれ、ご出所(退院)おめでとう。 シャバの空気は美味かろう。

■ 2001/08/23 (Thu)  すこしずつ、すこしずつ。
いつも住んでる街も、すこしずつ変化する。 小さい頃、壁に向かってキャッチボールをしていた壁が、 今日、取り壊されていた。 その壁は脆く、子供の投げるボールでも、 簡単に崩れた。 その壁に、ボールを投げては怒られたものだ。 そこには新しい壁が出来るのだろう。 きっと前よりも丈夫なのが。 そうやって、すこしずつだが街の姿は変わっていく。 街は毎日同じなんかじゃない。

■ 2001/08/22 (Wed)  台風一過。
朝、モノスゴイ雨音で目が覚める。 窓ガラスの外は、まるで水槽のよう。 昼間、テレビに映し出された甲子園はよく晴れていた。 東京勢の優勝は、やはりウレシイ。 夕方、雨上がる。 ちなみに雨上がりに告白すると、うまくいくらしい。 ホントかどうか、試したことはないけど。

■ 2001/08/21 (Tue)  walk with the dragonfiy.
画廊にて迎え酒。 呑みながらアート全体のハナシに及ぶ。 現在、見てハッとするような絵にはなかなか巡り会えない。 むしろ、大衆文化と呼ばれる マンガ、映画、音楽などと言った中に ハッとするような作品はたくさんある。 元来、絵画も大衆文化だった。 例えば、浮世絵。 アレが制作されていた当時、浮世絵の用途は 宣伝用のビラやチラシであり、 かつ、包装紙として使われていたのだ。 それが現在、美術館の中に収蔵されているのだ。 ようするに、アートは生活の中に深く入り込んでいるのだ。 決して生活や社会とかけ離れたものであってはならないのだ。 アートの語源は「人が創り出すもの」なのだから。 もっと身近にありたいと想う。

■ 2001/08/20 (Mon)  へべれけ on 三茶
ガッツリと呑み。 中学の先輩に後輩。 高校の後輩。 それぞれ世代はぜんぜんチガウものの、 ちょっとした同窓会状態。 それにしても最近、酒呑むと呑まれる傾向多いよな。

■ 2001/08/19 (Sun)  よくばり。
もっとたくさん作品を創れる能力をワタシにください。 創っても創っても、まだ創りたい。 創れば創るほど、創りたいものは増える。 ひとつの欲望を満たせば、さらに多くの欲望を発見してしまう。 どこまでもどこまでもキリがない。 けど、欲望をセーブするつもりもない。 どんどん創るだけ。

■ 2001/08/18 (Sat)  貝のように沈黙。
ワタシのマックが不調だ。 ここはひとつ、システムの再インストールで治療だ。 何回もやっていて、慣れているとは言え、メンドい。 以前、バックアップを取ってなかったばかりに 大事なデータを消したこともあるが、 今回は何の問題もなく復旧。 事なきを得る。 ふんづけられて強くなるタイプね。

■ 2001/08/17 (Fri)  青い車に口紅。
大して大変なことをしてるワケでもないのに 一日はあっという間に過ぎる。 気づくと炒飯を作って食ってる 自分がいる。 電話をしながら作ったら、ちょっとしょっぱかった。 人生とダブる。 天井を見上げても、そこには何も書いてない。

■ 2001/08/16 (Thu)  ハンバーグの絵。
って言うのは見たことないね、と言われる。 確かにそうだ。 ハンバーグを作品のモチーフとして 扱った人は、そうはいないと思う。 別に扱えないワケでもないし、 扱ってはいけない、なんてこともない。 ただ、ハンバーグと自分の関わりが いまいち不確かだ。 そういったワケで、ハンバーグの作品、 ってのはなかなかお目にかかれない。 ワタシももちろん現在ハンバーグの作品は創ってない。 これからの課題、ってことにしといて下さい。 ・・・・・それにしてもなんでハンバーグなのよ!?

■ 2001/08/15 (Wed)  ベビーコーンとバンドマン。
串揚げを喰いに行く。 串焼きは喰ったことがあるものの、 串揚げは初体験。 揚げ立ての食材は、どれを喰っても美味い。 衣で包まれているせいか、食材そのものの味が しっかりと伝わってくる。 思わず酒も進む。 ついつい、五年モノの古酒に手を出す。 美味い。 美味すぎ。 気分も良く、なぜか打ち上げ中の 見ず知らずのバンドマンたちと合流。 酒を酌み交わす。 こんな夜もいい。

■ 2001/08/14 (Tue)  一日のフィナーレに。
知らず知らずのうちに、疲れがたまっているのだろうか? いつものように風呂に入る。 まずはシャンプー。 洗い流して、次はリンス・・・・ ・・・・のハズが、 再びなぜかシャンプー。 目的も無く、二度洗い。 風呂上がり、どうしてもガマンできなくて 冷蔵庫に冷えた、オリオンビールを飲み干す。 爽快。

■ 2001/08/13 (Mon)  アートはともだち。
いよいよ煮詰まってくる。 次第に冷静さを欠き、当たり前のことが 当たり前に判断出来なくなってくる。 やることも、浮き足立ちがちだ。 そんな中、キャプテン翼を一巻から読み始めてしまう ゆるい自分もいる。

■ 2001/08/12 (Sun)  キズと雨と。
失敗は誰でも厭なものだ。 でも、百の失敗を重ねれば 百の答えが見つかる。 その中から一つでも真実に近づければいい。 とはいえ、そう簡単なものではないけれど。 そうやって、失敗しながらヒトは大人になります。

■ 2001/08/11 (Sat)  あれは夕立ちと言うよりも、スコール。
久しぶりにシルクスクリーンを刷る。 予想以上の出来だったり、そうでもなかったり。 いずれにしても、楽しい。 夜、皿洗いをしてて、食器を割る。 でも、疲れてるから、なんて言わない。 ちょっとダルイだけ。

■ 2001/08/10 (Fri)  ヒヨワじゃないけど。
人間、あまりに集中しすぎるとどうなるか。 大して体力を使うわけでもないのに 立つのが困難になります。 まるで生まれたての野生動物のように。 膝が笑ってしまいます。 腕も自由が利かなくなります。 箸を持つのが困難なほど。 今日、そうなりました。

■ 2001/08/09 (Thu)  歩いても歩いても。
ギャラリーをいくつか見て回る。 だが、自分を驚かせるような作品には出会えなかった。 街には、驚くほどイイ女がいっぱい歩いているのに。 作品を創ることで、社会とどう関わるのか。 最低限、それだけは考えた方がいい。

■ 2001/08/08 (Wed)  歯ァ磨けよ。
晩ご飯をすませ、いつものように歯を磨く。 歯ブラシに歯磨きをのせ、歯ブラシを口の中へ。 苦ッ!! ウェッ。ペッペッ。 そう。歯磨きだと思って、歯ブラシの上にのせていたのは 洗顔フォーム。 どうりでいつもと違って苦いワケだ。 おかげで口の中も、弱酸性。

■ 2001/08/07 (Tue)  夏はどこ行った?
立秋だ。 暦の上では秋、ってことだ。 ところが、気候そのものも秋のようだ。 そんな中、浴衣姿を多く見かける。 そう言えば、神宮では花火打ち上げてるんだよな。 はぁ〜、いいなぁ・・・・。 で、結局・・・・。 音だけは聞こえました。

■ 2001/08/06 (Mon)  つながる。
いつものように病院に見舞いに行くと、 母が苦しがっていた。 看護婦さんや主治医の先生まで集合しての 大騒ぎ。 典型的な過呼吸。 中学生の女の子じゃあるまいし。 手が痺れるというので、 手を握って落ち着くように促す。 そう言えば、母親と手をつないだのは いつ以来だろう。 保育園の頃だろうか。 オレの手は、今じゃゴツゴツしてるけどさ。 それだけ本気で作品を創ってる手なのさ。

■ 2001/08/05 (Sun)  名前の数だけ人がいる。
今日は1日中、個展のDM発送の準備のために住所録とにらめっこ。 引っ越して、住所のわからなくなった人もいれば、 新たに知り合った人もいる。 が、全体的には増えていた。 ふと、この一年を振り返ってしまう。 また、住所録の中に昔懐かしい名前が出てきたりして 感傷に浸ってみたりする。 個展では、どれだけの人と逢えるのだろうか。 できるだけ、たくさんの人と逢いたい。 個展で逢いましょう。

■ 2001/08/04 (Sat)  消えない青、つづく白。
病院の屋上に上る。 上を見上げると、一瞬、ここがトーキョーであることを忘れてしまう。 いつもは建物のシルエットに区切られてしまう空も、 全く区切られることなく、 どこまでも空だ。 流れる雲は、どこまでも流れてゆき、 空間は、果てしなく続く。 空の広さに、改めて気づく。 この広い世界に、僕らは生きている。

■ 2001/08/03 (Fri)  鳴りすぎも困る。
携帯へのいらないメールが多すぎる。 フツーに1日5通くらい来る。 今日なんかは、1時間に3通。 さすがにうっとおしいので メールアドレスを変えた。 これならランダムに送信されても、 きっとへーき。 でも、ともだちからのメールが減ったりして。 あまり鳴らないのもさみしいかも。

■ 2001/08/02 (Thu)  泣かない空。
水は放っておけば自然に上から下へ流れる。 人も放っておけば、下へと向かう。 水を低いところから、高いところに流すには 多くのエネルギーを必要とする。 人も、上に向かうには 多くのエネルギーが必要だ。 水は流されやすい。 でも。 人には意思がある。

■ 2001/08/01 (Wed)  沸き立つ入道雲。
気づくと8月だ。 個展の準備をしてる間に、 だいぶ夏は過ぎてしまった。 夏らしいことはまだ何もしてないのに。 とりあえずアイスを喰う。
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