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Thinking
Old thinks

■ 2001/09/30 (Sun)  雨のち好き。
「ヤマカシ」を見る。 全編、爽快なスピード感。 あまりに面 白くて、あっという間にラストへ。 もっと見たい、そう思う一本でした。 楽しい時間はあっという間に過ぎます。 夜、アジア料理を食う。 笑い上戸と呑むと、こっちまでシアワセな気持ちになれます。 いつもより、酔いのスピードも速い感じです。 いい気分とはこのことです。

■ 2001/09/29 (Sat)  walking like a dog.
光を捜してしまう自分がいます。 光と言うよりもあかりでしょうか。 どうしても目がいってしまいます。 もはや、その目は挙動不審者のそれと同じ。 外出時にはメガネは必需品でしょうかね。 いや、それはそれで、もっとアヤシクなってしまうんでしょうね。

■ 2001/09/28 (Fri)  芭蕉苑
いままで見慣れた階段が、今日はヤケに輝いて見えた。 その日の体調によって、食べたいものが違うように 見るものも、その日によって違って見えるのだろう。 いつもと同じものが、常にいつもと同じとは限らない。

■ 2001/09/27 (Thu)  にらめっこ。
今日も朝からマックとにらめっこ。 最近取材したデータの出力だ。 昨日は画廊、今日は自宅でマック。 マック三昧。 眼精疲労。 プシュー。

■ 2001/09/26 (Wed)  間違ったおしごと。
現在、9:00pm。 まだ、画廊のPCの前に座っているボクがいる。 例によってエッちゃんこと柴田悦子画廊のオーナー、 柴田さんに呼ばれ、お昼過ぎからずっと画廊のマックとにらめっこだ。 ネットの接続が不安定だの、スキャナが接続できないとか。 そして、最大の難関はバックアップだ。 なんだか膨大なデータ量。 これはいつまでかかるのであろうか。 とはいえ、スデにゴチになってるワタシとしては文句は言えません。 旨い蕎麦も喰ったことだし。 焼き味噌うめーーーー!! 日本酒を呑んでほろ酔いながらも、バックアップ作業は続きます。 午前中に取材と、お買い物をすませておいて正解でした。 ところでボクは今日帰れるのかしら? 横で、シバタさんが寝ています。 嗚呼・・・・・。

■ 2001/09/25 (Tue)  午睡の夢
疲れなどないと思っていても、体は正直なもので 昼間、ポカポカ陽気に誘われてウトウトしてしまう。 ウトウトしていると、美女が夢枕に立って、 札束で頬を叩く・・・・・・なんてことはない。 せめて夢でくらい、いいじゃない。 世の中は給料日らしい。 ただ、オレには関係なく、懐は寂しいままだ。 だれかおごって。(切実に)

■ 2001/09/24 (Mon)  ファッションリーダー
それは晩のこと。 ウチに帰ってみると 母親が不思議な格好をしていた。 ぱっと見、新しいおしゃれはこんなんかと思っていたら、 ただ、寒いから重ね着してただけらしい。 Tシャツが首に巻いてあったり、さらに長袖Tシャツを羽織った上にシャツ着たりと、 思いのまま。 およそ、常識の概念ではそうはならんだろうに。 眠かったのに、目が覚めました。 当のおしゃれさん本人は、さっさと寝ちゃったみたいだけど。 ちなみに、あのスタイルは真似したくないです。 間違っても。

■ 2001/09/23 (Sun)  情熱、茜ニ染マル。
作品の納品。 それは自分にとってのひとつの区切りだ。 展示を中心に活動が展開していくワケだが、 その前後も自分にとっては大事な部分なんだろう。 作品を所有してもらうことによって、 自分の作品に責任が生まれる。 その責任は、今後の活動、作品で果たしていくべきものだろう。 なんだか堅苦しい文章になってしまったけど ようするに、制作に対する情熱があふれそうだ、ってことです。

■ 2001/09/22 (Sat)  歩、横浜。
横浜へ取材に。 みなとみらい地区から関内、山下公園を抜けて 中華街、元町へ。 そしてそこから、港の見える丘公園、外人墓地、フランス山にまで 足をのばす。 取材なので、もちろん全行程徒歩。 約12時間を要す。 ただ、もうそれだけで個展が開けるのではないかという取材量 に達する。 さすがにクタクタです。 夜、横浜をガイドしてもらった人といろり焼き屋で呑んでいると そこには周冨輝(中華料理人)が呑みに来てました。 そういうこともあるんですね。 さすが横浜。 この日の酒量:ビール・ジョッキ一杯、日本酒・五合。 疲労感からか、少な目です。

■ 2001/09/21 (Fri)  生ける。
世田谷美術館に勅使河原蒼風展を見に行く。 生け花の家元だった人だ、ぐらいの予備知識しか持ってなかったため、 見るまでは、生け花展みたいなものだろうと思っていたら間違っていた。 油断した。 そこには、エネルギッシュな作品が並んでいた。 「生ける」という発想から、自然の素材を生かした作品の数々に圧倒される。 日本的な美意識に裏打ちされたその作品は、技術云々ではなく、魅せる空間として完成していた。 そしてまた、勅使河原蒼風自身のコレクションもまた質が高い。 見応えのある作品が並ぶ。 空間の創り方に観るべきものが多く、かなり参考になる。 いいもの観せてもらいました。勉強させてもらいます。

■ 2001/09/20 (Thu)  火遊びは火傷の元。
何だかすっきりしない天気だ。 それと呼応するように、心も曇りがち。 こんな時は、ごろりと寝そべって 水煙草だか、阿片だかを吸ってみたい。 煙管でゆらりゆらりと煙を燻らせながら。 そんな退廃的な妄想をしてはみるものの、 自分は普段、煙草すら吸わない。いや、吸えない。 遠い昔の記憶も相俟って。

■ 2001/09/19 (Wed)  水滴。白い壁に。
夜。 雨が降り出す。 台風が近いらしい。 やる気のあるのとないのが半々で、どっちつかずだ。 気ばかり急いて、体が追いつかないのか。 体は動くのに気持ちが萎えているのか。 んなこたぁどっちでもいい。 ぼんやりとした意識の中で、断ち切るべきものをさがしたりしている。 未来への不安は、常にボクにつきまとう。

■ 2001/09/18 (Tue)  水芭蕉。
ロバート・ハインデル展なるものを見る。 動きを捉える技術の的確さに、 見るべきものを感じる。 ただ、何気なく見に行って、思わぬ佳作に出会うのはウレシイ。 そのまま、日本橋から歩いて銀座へ。 取材モードに。 おそらく、銀座でカメラを構えているのは おのぼりさんか、オレくらいなもんだろう。 でも気にせずシャッターを切る。 上品なネオンは好きです。 そして夜、渋谷で呑み。 大した酒量でもないのにごきげんに。 酒や料理の味は、呑む相手によって決まります。 今夜は美味い酒でした。 ハラショー。

■ 2001/09/17 (Mon)  夜を走る。
今日は素面だ。 それは何の自慢にもならないのだが。 制作に没頭しすぎると、 気づいたときには疲れ果てていて、足腰が立たなくなる。 呑んでようが呑んでまいが、 フラフラしてることに間違いはない。

■ 2001/09/16 (Sun)  バーゲンフェア。
謀航空会社のCMで、「バーゲンフェア」なるものをやっている。 そのバックで踊ってる女の人は誰だろう? まぁ、誰であろうとどうでもいいことだが。 気になって眠れません。 ・・・・いや、ウソ。 寝付きはいいです。 のび太くんといい勝負。

■ 2001/09/15 (Sat)  そういえば。
いつだったか、一日中歩き回った日があった。 とにかく、とにかく歩いた。 くたくたになるまで歩いた。 きっと次の日は筋肉痛だろうと思っていたら、 筋肉痛はやって来なかった。 次の、次の日にはやって来るかと思ったら、 その日も筋肉痛はやって来なかった。 ずーっと忘れていたが、筋肉痛はどこに行ったのだろう? トシをとるほど筋肉痛は遅れてやって来るらしい。 いまだに来てないところを見ると、 オレの死期でも近いんだろーか。 ・・・・・・いやいや。

■ 2001/09/14 (Fri)  we love drink. we love the night.
シバタさんとこへ。 つながらないネットを復旧しに。 ところが再起動したら、あっけなくつながる。 まぁ、そんなもんだろうとは思ったが。 帰り、現在個展開催中の作家と呑みに行く。 中華料理屋で、紹興酒を二本あける。 なんだかディープな話題が飛び出す不思議な世界。 その勢いで、新宿のロックバーへ移動。 ここでも、作家の同級生氏が勢いよくスコッチを呑む。 ただ、僕は茶色いお酒がふだん呑み慣れないせいか わりと苦手。 紹興酒の時点でやられていた僕は、もはや不調。 スコッチのボトルを作家(日本画家)さんと二人で カスタマイズしつつ、深淵へ。 帰路、タクシー代が少ないことに気づいた僕は、 中目黒あたりから歩く。 夜空を見上げて、以外に星が多くて驚く。 横尾さん、いのさん、ごちそうさまでした。

■ 2001/09/13 (Thu)  PC部長。
夜、画廊のシバタさんから電話がかかってくる。 「あ〜、もしもし。またネットにつながんなくなっちゃったのよ。」 どうやら、画廊のマックがまた不調らしい。 「どういう状況なんですか?」 「それが、わかんないのよ。」 そっか。 聞くだけ無駄だったか。 とりあえず、口頭で指示して、あれこれ試してもらう。 でも直らないらしい。 ・・・・・・・で、結局。 「明日来て直してくんない?」 「は?明日?」 「うん。明日。」 「・・・・・・。」 完璧に画廊の"作家兼PC部長"ですね。ワタシ。 はぁ〜〜〜。

■ 2001/09/12 (Wed)  ニューヨーク炎上。
モノスゴイニュースが飛び込んでくる。 そこに映し出されたのは、映画さながらの衝撃的映像。 刻々と入ってくる情報と映像は、あたかも地獄絵図だ。 一瞬にして壊れてゆく、人の命、生活、それに文化。 言うまでもないが、許されざる行為。 自分には、テレビを見てることしか出来ないのだろうか? そう、ワタシはアーティスト。 こんな時こそ作品を。 ワタシには作品創る以外に出来ることはない。 決して武器を持って戦わないけど、 こんなカタチで少しずつだけど、ワタシも戦います。 作品で。 今、出来そうなのは、そんなもんです。

■ 2001/09/11 (Tue)  枷。
台風一過。 雨が上がり、明るい空がのぞく。 それと同時に、心にはまっていた枷が、取れた気がする。 創る、と言う行為は壊すことから始まる。 壊すことは、ためらうものだ。 自分の積み上げてきたものを壊す。 やはり勇気が要る。 きっかけが必要だろう。 それは今だ。 新しいものを生み出すとき、多くのエネルギーを必要とする。 ひとつの枷が取れた今、新たな創造の道を進める。 雨煙の去った後の夕焼けは、 どこまでも澄んでいて美しい。 塵や埃を全て吹き飛ばしたその空は、本当の空の色でした。

■ 2001/09/10 (Mon)  僕は僕なりに走っています。
創る。 創るという行為について考える。 最近、制作に関して大して悩みもないまま制作してた。 久々に、自分の制作について思い悩む。 自分は何を創ろうとしてるのだろうか? 創ることによって社会とどう関わっていくのだろうか? そんな根本的なとこから考え出してしまう。 その不安な思いは、台風の迫るこの黒雲のように みるみると膨らんでゆく。 心の中と呼応するように、天気も荒れる。 苦しい時間は、なかなか過ぎ去らない。

■ 2001/09/09 (Sun)  横浜トリエンナーレ
横浜へと赴く。 目的はもちろん横浜トリエンナーレ。 桜木町の駅で降り、パシフィコ横浜の展示ホールまでの道すがら、さりげなくある屋外展示の作品に出くわす。それにあちこちに幟や旗。シンボルロゴを見るにつけ、改めて「美の祭典」であることを意識し、いやが応にも期待は膨らむ。 展示ホール内。聞いてはいたものの、さすがに広い。どこから見たらよいものかと迷う。とりあえず端からくまなく見ることにする。 全体の印象としては、映像作品が多いってこと。ただ、その中にも優れた作品もあれば、駄 作もある。インスタレーションの中にもいくつか面白い作品を見つける。 そして作品は横浜のあちこちに展示されている。ので、赤レンガ倉庫にも向かう。歩くには距離があるものの、赤レンガの建物を見るとなぜかウレシイ。 建物の雰囲気に合わせた、シュールな作品なんかに出逢い、楽しくなる。カフェの雰囲気もいい感じだったので時間があったら寄ってみたかった。(入場時間がギリギリだったので) それにしても、思ったよりも人出が多いのに驚く。いや、喜ばしい。案外、アートに興味のある人は多いのかもしれない。もっと身近になるといい。 それと、トリエンナーレ関係者が、万が一このページ見てたら言いたい。 「オレのを出品して」と。 決して、あの中に出しても見劣りしない、魅力的な作品を創る自信はありますよ。つーか、創れますよ。 帰り道、台風が迫る横浜を取材しながら帰る。雨に打たれながら、カメラを構えるアヤシイ僕がいる。 で、取材してて気づく。横浜にはおしゃれさんが多い。そしてネオンは優しい光を放っている。あまりにロマンティックな雰囲気のある街だ。 好きになりそう。いや、好きです横浜。 ただ、男ひとりで来るのは寂しすぎます。

■ 2001/09/08 (Sat)  カレーせんべい食べたい。
ふいにカレーせんべいが食べたくなる。 カレーせんべい食べたい。 カレーせんべい食べたい。 そんなことを想ってたら、 偶然にもカレーせんべいに出くわす。 パリパリ ポリポリ パリポリポリ パリパリ ポリポリ パリポリポリ パリパリ ポリポリ パリポリポリ パリパリ ポリポリ パリポリポリ 止まらない。 そんな今日はカレーせんべい日和。

■ 2001/09/07 (Fri)  満腹アワー。
個展の間も、終わってからも、呑んでばかり。 ふと、作品制作をしてない生活だと気付く。 オレが呑んだくれている間にも、 新しい才能はどこかで開花し、 成長を続けているかと思い、焦る、 でも焦ってもしょうがないか、とダレる。 ひとやすみ。

■ 2001/09/06 (Thu)  驚きのオレンジ。
朝、目が覚めると目の前に酒瓶は無かった。 いつもの、自分の布団で寝てた。 当たり前だが。 服も着替えてるし、どうやら風呂に入ってから寝たようだ。 しかも驚いたことに、このページを更新してから寝たようだ。 ただ、記憶がはっきりしているのは 飲み屋に入ったあたりまでだ。 これじゃ、すっかり飲んだくれ日記だ。 あーあ。 夜、シャワーのヘッドに頭ぶつける。 まだ酒は残ってるみたい。

■ 2001/09/05 (Wed)  撃沈。
個展の間は、とにかくたくさんの人と 毎日のように逢う。 終わると、それがなくて人恋しい。 だからと言う訳でもないが、お出かけモード。 渋谷→外苑前→虎ノ門→新橋→銀座。 とにかくあちこちに出向く。 予定では銀座→京橋の予定だったのに、 案の定というか、銀座で呑み体制に入る。 しかも夕方四時から。 もはや自分にブレーキは効かず、へべれけに。 そして潰れるワタシ。 あやふやな記憶のまま、自宅へ。 オソロシイのはいつもの習性でこのページを更新してから 寝ようとしてる自分がいることです。 明日、自分で読んでビックリするんだろうなぁ。

■ 2001/09/04 (Tue)  肌をつたう水滴。
個展の後は切ない。 まるで夏の終わりの線香花火のように。 一年かけて準備した個展も、一週間で終わる。 そこには儚さがつきまとう。 個展を終えると、そこには秋が待っていた。 肌寒く、小雨の降る中、 僕は次へと走り出します。 いい風の吹いてる方へと向かって。

■ 2001/09/03 (Mon)  夢のアト。
個展も終わり、ようやく一段落。 と、言いたいところだが、むしろ忙しい。 終わった後もやることは山盛りだ。 例えるなら「遠足はおウチに帰るまで」ってとこだろうか。 ちょっとちがうな。 そんな中、反省も忘れない。 現在の美術に対する批判も込めて、 あれだけの量の作品を羅列したのだが、 そこは平成の絵師(勝手に)。 やっぱり絵が描きたいの。 ちいさくても質の高い作品を目指したい。 今後は、そこらへんの兼ね合いをどうするか。 まぁ、課題の一つだわ。 なーんて、ヒトリゴトでした。

■ 2001/09/02 (Sun)  SAHARA in motion.
怒濤の一週間もついに幕。 やはり密度の濃い一週間でした。 毎晩の呑み。 毎日を夢見心地のまま過ごす。 何と言っても、この個展を企画して下さった 柴田悦子画廊、えっちゃんに感謝だ。(なれなれしくてごめなんさいまし) そして陰から支えてくれたスタッフのみなさん、 これから作品を所有して下さる方々、 それに何と言っても thanks! all guest!! 会期中にお会いした方々の顔が 今でも忘れられません。 せっかく来て下さったのに、あんまりお話出来なかった方、 申し訳ないです。 新しくお会いした方や、懐かしい顔ぶれ。 どなたにも感謝です。 ゼヒまたお逢いしましょう。 そして今日、ふとした話から 「サハラの作品をお外に展示しようプロジェクト」 なんてアリガタイハナシが持ち上がる。 街の中のショーウインドウとか、広い場所で サハラの作品を楽しんでもらおうというもの。 そういった、プロデュースものも視野に入れつつ、 これからも制作に励みます。 とは言えそれは、周りの皆様にお任せするよりほかないんだけど。 今回の個展で感じたのは、やはり たくさんの人の協力の上に自分の活動が成り立っている、ってこと。 個展に関係した全ての人に感謝を!! また逢いましょう。

■ 2001/09/01 (Sat)  i'm happy,feelin' nice.
毎日が楽しい。 しあわせが体の中を走り回ってるようだ。 自分の作品を誰かに所有してもらうというのは この上なくシアワセなことだ。 毎日どこかで自分の作品が飾られている状況を 想像するだけで倒れそうなくらいにウレシイ。 個展。 それはあたかも自分の投げた小石が、 水面に波紋を広げるように 制作活動の幅も広がる。 こんな時間がいつまでも続いて欲しいと願う。 夢なら醒めないで。
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