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Thinking
Old thinks

■ 2002/03/31 (Sun)  人を好きになったことはありますか?
個展前日。 いつもだと搬入やらなにやらで慌ただしく過ごすところだが、今回はもう既に作品の搬入は済んでしまっいるのでいたって平和な日となる。 あとやることも特になく、文字通り首を洗って待つだけ。 待つ、ってわりとつらい。 なんでしょうね。この感じ。

■ 2002/03/30 (Sat)  put your hands up in the air.
新宿東口で、上下緑色のハイセンスなスーツを着たその筋の方を見かけた。 顔にはそれとわかる傷にスキンヘッド。 彼がどんな生活を送ってるのかスゲー気になる。 その携帯で何を話しているのであろうか? 帰りに乗った地下鉄で、オレの座ってる右にニューハーフ、左は洋モノ。 またしても気になるシチュエーションだ。 この人たちは、電車を降りた後どうするのであろうか? ご出勤? だよな。夜は長いモノね。 土曜日は人が多くて、人間観察にはもってこいですよ。

■ 2002/03/29 (Fri)  恋は甘い毒。
これを待っていた。 「審査結果通知」 応募案は二次審査を通 過してた。 結果はわかってた。 ベストを尽くせば選ばれないワケがない。 審査員が放っておくワケがない、とさえ思ってた。 何が決まったかと言えば、お茶の水に新しくできた「トーキョーワンダーサイト」でオレの作品が展示される、ってことだ。 たしかワンフロア丸々使っていいはずだ。 これはやり甲斐のある仕事だ。 実は4月の個展と同時進行で、この審査作品も進めてた。 これで、本格始動だ。 うれしさのあまり、「蘇る銀狼」の松田優作のように天井の梁から逆さまにぶら下がったりしたことはないしょだぜ。

■ 2002/03/28 (Thu)  料理の上手いオカマは好きですか?
おそらく3日ぶりくらいのまともな睡眠。 前に寝たのはいつなのかもはや思い出せもしないのに、頭に浮かぶ顔・顔・顔。 いつかしたないしょ話が、時効を迎えてこぼれだしたかのように。 再び目覚めたとき、リアルライフはリズムであふれてた。

■ 2002/03/27 (Wed)  Work! Work! Work!
一日の区切りがどこだかわからないまま、個展「The Window in Motion.」の作品搬入へ向かう。 生憎の雨模様も気にすることはない。 作品の設置も驚くほどスムーズに進む。 ハナシのタネになりそうな事件ひとつ起きずに。 そして完成した空間は、自分で言うのもオカシな話だが、かなりカッコイイ。 ヤベッ、スゲーたのしー!

■ 2002/03/26 (Tue)  飛び立つべき僕らのヴィーナスに。
新たなステージに立って新たな世界を見る。 軽く揺れた頭で撞く球は、右へ左へ揺られてあるべき場所へとたどり着く。 いつまでも続くと思っていたものは永遠ではないと知り、朝を迎える。 朝霧に包まれた花は美しく、世界はひとつになっていた。 わずかに滲んだ視界で、僕に出来るのは精一杯の虚勢を張ることくらいなもので、送られてきたメッセージにただただ今日が終わらなければと祈るだけだった。 がんばれよ。いや、マジで。

■ 2002/03/25 (Mon)  野獣、笑い死に。
笑いすぎてアバラが痛くなったことはありますか? 僕はあります。 それは今日です。

■ 2002/03/24 (Sun)  見上げてごらん夜空の花を。
花吹雪。 温暖化のせいでせっかちに咲いた花は、はやくも儚げに散りはじめた。 空から降ってきたひとひらの花びらがそっと肩に乗った。 どこかへ行ってしまわないようにしばらくじっとしていたが、風にあおられまたどこかへ飛んでいった。 ふと、足下を見ると地面にも美しい花模様が描かれていた。 上を見ても下を見ても桜色。 視線をどこまでスクロールしても、桜色の帯が続いてた。

■ 2002/03/23 (Sat)  髪切る理由は失恋だけじゃない。女子でもあるまいし。
"春雷" エレメントがひとつでも欠ければ、すべての魅力を失うこともある。 "花嵐" もっと力を下さい。圧倒的な力を。人の心を掴んで離さないだけの力を。 "風舞" 初めて告白したときの女学生のような気分で、毎日を過ごしてみるのもいい。

■ 2002/03/22 (Fri)  冷たい雨の中で僕らはしあわせでした。
花冷え。 無粋な雨が、満開の花を散らしてゆく。 舞い散る花びらの下で、僕らは無力でした。 そんなわけで今宵の花見酒は中止です。

■ 2002/03/21 (Thu)  花の下でお話しよう。
楽しい時間はあっという間に過ぎる。 あまりに楽しいと、時間が進むってことを忘れてしまうんだ。 ひとりで制作する時間が長いせいか、「会話」はかなりのごちそうだ。 話しやすい相手がいればいつまででも喋っていられそうな気がする。 そう、言葉があふれ出すのさ。

■ 2002/03/20 (Wed)  逆立ちして見る花。
寝てられない。 夢を現実にするまでは。 春の夜はイヤに目が冴える。 いちど寝て、再起動するまでの時間がもったいない気がするんだ。

■ 2002/03/19 (Tue)  おさんぽしよう。
この陽気。 外に出ないのはもったいない。 外に出れば、電信柱の陰でアヤシクたたずむ老紳士に会えたり、原付で思いっきりカッ飛ばしてるお坊さんとすれ違ったり、昼間から千鳥足のしあわせそうな酔っぱらいを見かけたりもする。 家の中で、カビの生えそうな生活してる場合じゃないぜ。

■ 2002/03/18 (Mon)  桃色百貨店。
感動はすぐそのへんで安売りしてたりしないんだ。 だから、たいがい入荷待ちなのさ。 でも、自分で見つけることならいつでもできるんだよ。 珍味と同じさ。 しってた?

■ 2002/03/17 (Sun)  トワイライトゾーン in 西澄寺前。
誰もいない交差点で。 前を見ても、後ろを見ても。 右を見ても、左を見ても。 車はおろか人影すら見えなかった。 ただ、信号だけが明滅し、暖かい春風が頬を撫でた。 ここが都内だってことになかなか気付かなかったのさ。

■ 2002/03/16 (Sat)  太陽はたるまない。
それはデカかった。 周りにはあふれんばかりの生クリームと、色とりどりのフルーツ。 おそらく通常の3倍以上はあるだろう。 その手強いヤツの名は「プリン」。 これを喰ったらまた横倍になるんだろうな。

■ 2002/03/15 (Fri)  花盗人。
すこしだけ、櫻が咲き始めた。 毎年のことだが、櫻が開き始めると、じっとしてはいられない。 誰かが補助ブレーキでも踏まない限り、どこかへ飛び出すね。 止められるもんなら止めてみな。 街が桜色に染まっていくのが好きなんだよ。

■ 2002/03/14 (Thu)  ゴミ箱を空にする。
ゴミ箱の中はいつもいっぱいだ。 たまに空にしようと思っても、ロックされてる項目が多くて、なかなか消せない。 心のゴミ箱。 PCのように、クリックひとつで空にできたら・・・・。 また、ひとつふたつと、ゴミ箱の中身はふえてゆく。

■ 2002/03/13 (Wed)  腫れた右手で。
画廊へお出かけ。 なかでも、柴田悦子画廊は相変わらず熱を帯びていました。 次から次へと出てくる珍味。珍味。珍味。 そして豊富な種類の酒。酒。酒。 天国ですかね?ここは。 みんな旨いモノには目がないんすね。 それはそうと、ドメイン取得しました。 「www.web-sahara.com」 です。 ドットコム、ですよ。ドットコム。 ウェブ・ハイフン・サハラ・ドットコム。 イェーイ!

■ 2002/03/12 (Tue)  狂犬。
鉄クズでも殴れば拳が痛む。 意図に反して、期待を裏切るようなマネをすれば心が痛む。 そんな時はちょっとだけ泣くんだ。 頬にその痛みを刻み込むために。 でもそれはないしょだぜ。

■ 2002/03/11 (Mon)  痺れる僧坊筋。
ポストに、なんとかソフト整体院とか言うチラシが入っていた。 ソフト整体? なんじゃそれ? やさし〜く、甘噛みでもする感じで整体するワケ? ホントに効くのか?それで。 かと言って、逆にハード整体なんてあったらおっかないよな。 腕とか逆方向に曲がっちゃいそうな気がするもんな。 そう言えば、最近肩が非常に痛いので整体にでも行こうかな。 ソフトでもハードでもないフツーのに。

■ 2002/03/10 (Sun)  candy talk.
まだ電話ボックスってあったんだ。 携帯を持つようになってからめっきり見なくなったけど。 ただ、今日電話ボックスの中であまりにもにこやかに話してる人がいたのが気になって。 あんな極上の笑顔でいったい何を話していたのかね?

■ 2002/03/09 (Sat)  2日酔いの頭で見る夢。
最期の息を吐く瞬間を感じて目が覚める。 記憶のない記憶が、どこからかやって来た。 どこかで眠っていたDNAの一部でも揺れたのだろうか? 不思議と、手の動きがいつもと違う気がした。

■ 2002/03/08 (Fri)  華に酔う。
言葉を交わす。 言葉と言葉が転がり出し、お互いの右脳と左脳が酒席の上に映し出される。 カーテンコールは鳴り止まない。 そうして歓喜の踊りはつづくのさ。

■ 2002/03/07 (Thu)  剥き出しの機械と。
決してロマンティックな夜でなかったとしても、 人には想像力がある。 ただの鉄の塊も、夢を乗せて走る乗り物になる。 それがイケてるかどうかなんて、自分が決めればいいのさ。

■ 2002/03/06 (Wed)  吉祥寺の体温。
弱くなったと思う。 何が、って酒が。 いや、そんなもんだったかな。 この酒量で、もう酔うなんて。 久しぶりに逢った顔と呑んでたせいかな。 でも、楽しい酒は、酔いもまた気持ちよくて好き。 帰り道で見た、道路工事の重機がダイナミックに動く様とか。 カッコイイよ。 すこし世の中が大げさに見えるんだ。

■ 2002/03/05 (Tue)  ニヤニヤ。
荷物の届いたチャイムの音でお目覚め。 個展のDMが刷り上がる。 箱を開けてニヤリ。 その印刷具合を確認してまたニヤリ。 表にしたり、裏にしたりしてまだニヤリ。 自分の個展のDMを見る瞬間、ってけっこうワクワクですよ。

■ 2002/03/04 (Mon)  赫い血の鬼。
街は既に酔っていた。 目の前に広がる毒は、二重螺旋を通して徐々に、だが確実に体内に広がってゆく。 「やれ!」 「やれ!」 「やっちまえ!」 耳元で悪魔が囃し立てる。 でもまだ、衝動が抑えられないほど、毒は体内に回っちゃいない。

■ 2002/03/03 (Sun)  happy eyes.
ヒトは起きているときには目を開けている。 でも、開けていても、何も見てなければ目を閉じてるのと一緒なんだ。 同じく目を閉じているのなら、寝ていた方がまだマシだ。 寝ている間は、記憶は風化しないから。 目を開けているなら、目で感じよう。

■ 2002/03/02 (Sat)  メトロポリス。
渋谷から246で三宅坂方面へ。 こちら側から見る皇居はヒサシブリだ。 そのまま靖国神社方面へ。 お茶の水、東京タワー、六本木、そして銀座。 まるで東京観光だ。 いや〜、おしごとってたのしい。 お・し・ご・と(はぁと)

■ 2002/03/01 (Fri)  せめて嘘でもいいから。
話しても。 話しても。 まだ話し足りない。 いったいどこからそんなに言葉があふれてくるの? もう少し。 もう少しだけ。 話し続けたい。 その内容がたとえ陳腐でもかまわない。 背が高くても低くても。 色が白くても黒くても。 歳が上でも下でも。 そんなことは問題じゃない。 ただもう少し話していたいだけなんだ。
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