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Thinking
Old thinks

■ 2003/10/31 (Fri)  これはいったいどうするの?
未知の作業は効率が悪いのです。
今まで創っていたものとは異なるものにチャレンジする楽しみと、不安が入り交じるため、、、だけではないようです。
単純に、空回りをしてる気もします。
考え過ぎると、、、よけい考えはまとまらなくなります。
迷宮入り。
でもきっと出口はあります。
それを見つけるまでが、、、正念場なのです。
そしてそれは、まだまだこれから。

■ 2003/10/30 (Thu)  秋晴れ。
買い物です。
モノスゴク高いものとか買えません。
ごくごく普通に必要なものを、ごくごく普通に買う。
それだけのことなんですが、それだけのことが楽しいんです。
単純にそういうことです。

■ 2003/10/29 (Wed)  自分だけが読める予定表。
自分の予定を手許の紙に書くようにしています。
まるで老人のボケ防止みたいだけど。。。
作業の予定など、書いてはチェックの繰り返し。
そうでもしないと自分のことながら、混乱します。
すぐに紙は文字と記号でいっぱいになります。
まぁ、いつまでも真っ白な紙のままであるよりはぜんぜんマシです。

■ 2003/10/28 (Tue)  そら。
僕は絵だけを描いていました。
その世界で満足だと思っていたからです。
でもおよそ1年前、その世界から勇気を持って一歩外へ踏み出してみました。
世界は爆発的に広がり始めました。
そして今も加速をつけて広がり続けています。
もちろん今も絵を中心としながら。
そしてそのあまりに広い世界の中で、迷子にならないように、僕は自分のやりたいことをやります。
信じるものを貫きます。
具体的に挙げなくても、行動で示します。
雨降るこの日、僕はまたそっと決意をしました。

■ 2003/10/27 (Mon)  間抜けの所業。
朝起きたら頭が痛い。
原因は不明。
不明ながらもやるべき作業はたんまりとある。
このどうにもならない頭を抱えながら作業は続く。
ふと、夜になって思い出した。
前夜、目を冷やすために氷を使ったことを。
途中で面倒になって、氷をくるんだままのタオルを頭に載せて作業をしてたことを。。。
それは頭も痛いワケだ。。。

■ 2003/10/26 (Sun)  ひとむかし。
ゆるりとデータ発送などしていると、探していた作品に使う素材が一部手に入ったとの知らせ。
急ぎ池袋へ。
探してくれたのは10年来の友達。
てゆうか、10年来、ってことにビックリ。
もうそんなに経ってたんだ。。。
10年。。。
けっこうあっという間だった気がする。
で、久しぶりに10年前の写真を見せてもらう。
変わってない。。。
カメラを向けられるとスイッチが入ってしまう感じもいっしょ。
これは幼い頃からどの写真を見てもいっしょ。。。
微妙に若い、10年前の僕に笑ってしまう。
10年後も、また笑っていたい。
そのまた10年後も。

■ 2003/10/25 (Sat)  play our hunch.
4156Mでのイベントも6回目。
いちばんVJをやり慣れた場所、つまるところホームゲームみたいなものです。
で、そんな気のゆるみからか忘れ物もしがち。
富ヶ谷に着いてから思い出すこと多数。
そんなことじゃいけないんですけど。。。
とは言え、今回全て僕好みの音で集まってもらったメンバーたち。
それはもう、VJ日和そのもの。
この夜も気持ち良ーく、VJ。
そしてまた、反省点をふまえて次頑張ります。
もっとかがやきます。
ありがとう。

■ 2003/10/24 (Fri)  30分の1秒。
タイムラインとにらめっこ。
丸1日、編集。
夜を迎えてもなお編集。
ある程度出来てはいるのだけど、そこからまた手を加える。
敢えて、手のかかるほうへ。
思い通りの動きになるまでいじる。
で、時間のある限りこんなことやってるんでしょうね。
そんな気がします。

■ 2003/10/23 (Thu)  夜更かし。
新作にとりかかっています。
ロンドンとパリへ行って、少し見え始めたものを具体的なカタチにしたかったので。
取り組んでいるのは映像。
ドローイングを基に数本の短い映像を作る。
これは作品というよりも作品の前段階かもしれない。
それでも作ってみなけりゃわからない。
早くそのカタチがみたくて、、、夜通し作業は続きます。

■ 2003/10/22 (Wed)  またしても。
一気に激戦区へ。
ここ最近、極力無理な徹夜は避けていたけど、どうもこれは避けきれそうにない。
避けきれそうにないのなら、正面突破。
てなわけで、どっぷり徹夜コースに入ります。
奮戦じゃ。

■ 2003/10/21 (Tue)  じゆうじかん。
たいせつなひと。
たいせつな時間。
文章にするのはたやすいけど、言葉にするのはもったいないのでこのまま。
でも嬉しい日です。
こういう日があるからまた頑張れるんです。

■ 2003/10/20 (Mon)  つまり、そういうことや。
ぼんやり空の向こうを想う。
またロンドンへと荷物を送った。
僕らの資料だ。
数日後には海を渡り相方の手許へ届くはずだ。
きっと相方は、かの地でもがいている。
いつものように髪の毛をかきむしっている姿が目に浮かぶ。
笑ってはいけないのだが、想像したらちょっとおかしかった。
相方が再びこの地に戻って来る時、ちょっぴり嬉しげな姿であることを望む。。。

■ 2003/10/19 (Sun)  ノラの日。
4月にチカラさんとカンコさんが、ガルリデナカムラにて行った展示と、その後7月に行った、VJイベントの打ち上げがようやくこの日とり行われた。
僕らは勝手に「チカレー」パーティーと呼んでいたけど。
チカラさんはこの日のために、徹夜でカレー制作。
カレーに徹夜?!と思わなくもないが、食べてみればわかる。
チカラさんのカレーは手が込んでいるのだ。
今回は2種類のカレーを用意。
◎赤ワイン煮込みのトマトとガルバンゾー豆の赤キーマカレー
◎大根とポークの妖精岩山カレー
どちらも逸品。
隠し味には、コーヒーだとかチョコレートが入っているらしい。
僕はソッコーでおかわり。
たいそう時間をかけて作ったものを、こんなに勢い良く食べて良いものか、、、なんて思ったりしたけど、おいしいものには勝てません。
ごちそうさまでした。

■ 2003/10/18 (Sat)  糸。
小学校の同級生。
僕はずっと東京にいるので、よく会いそうなもんだが、そうそう会わない、ってのが実情。
特に転校した友達には、そうそうお目にかからない。
それでもここ最近、再会が多くてウレシイ限り。
この日もそんな同級生のひとりと西荻にてお食事。
途中あいてたとは言え、もう20年来の知り合い、ってことになる。
縁、ってのはホント不思議。
どこにどうリンクがつながってるのか、そのおもしろさは計り知れない。

■ 2003/10/17 (Fri)  進めてます。
いっこずつ、やるべきことをやっていくしかなさそうです。
ロンドンからの帰国後は、基本的に朝を見るような徹夜は避けて、至って健康的に作業を続けているつもりなんだけど。。。
やはり、そうそう楽していられるワケもなく、それなりにたて込んできてる。
でもちょっとは、緩急をつける、ってことを知ったつもり。
緩くても、締めるところを締めたら良いんです。
なんとかなるんです。

■ 2003/10/16 (Thu)  紙の城。
現在のわが部屋の状況をお知らせします。
いや、知らせなくとも良いのですけど。。。
ほとんど渡欧から帰って来たままの状態、というよりも個展以前の状態でもあり、自分でもどこがどうなっているのやら、、、収拾が付かない状態。。。
これでは何の作業もできやしないので、一旦ここは整理整頓から。
いまだに旅行カバンに入ったままのものがあったり、個展で使った資料が散らばっていたり、とかなりの難敵。
片づけを開始しても、かなりの難事業で、、、結局布団の上にまで資料が散らばってる始末。。。
あとはもう、端に寄せるだけ寄せて、明日にします。
・・・なんてことをすると、一向に片付いていかないのはわかってるんですけど。。。
今日はここまで。

■ 2003/10/15 (Wed)  どうしたもんですかね?
時には、講師、なんてこともするんです。
代理講師なんですが。
本日は二講座。
そのどちらでも「せんせえ」と呼ばれます。
代理とは言え、講師は講師なので「せんせえ」には違いないのですが、どうもその、、、こそばゆいと言うかなんと言うか。。。
変な感じです。

■ 2003/10/14 (Tue)  雨のおさんぽ。
雨だけど、渋谷・代官山・恵比寿のあたりをウロウロしてました。
目的地はないんだけど。
どうもこう、ヨーロッパのような時間を、ゆとりのある時間を過ごしたくてしょうがないみたいです。
それがまた、楽しいんです。
と、夜はミーティング。
渡欧の報告と今後のご相談もかねてお話。
楽しかった渡欧の報告は、どうにもこうにも長くなりがちだけど、この渡欧を今後に活かさねばなるまい。
あらためて気を引き締め直す。
また楽しくなってきた!

■ 2003/10/13 (Mon)  あめのちはれ。
大雨です。
雨上がりを待って、銀座はごらくぎゃらりーにて行われている父の個展に顔を出す。
先週の金曜から始まっていたものの、なかなか行けずにいたものをこの日ようやく。
で、行けば当たり前だけど父がいる。それにこの日は母もいる。
てなワケで図らずも画廊にて集合の佐原一家。
父もこの個展に向けてだいぶ頑張ったらしく、良い空間になってました。
なんて、えらそうに言えたもんじゃないけど。。。
僕は一足先にギャラリーをあとにして、ゆりかもめに乗って最終日を迎えたデザイナーズウイークへ。
昼間の大雨の影響が心配されたものの、コンテナブースは無事。
他のアーティストたちと話していると終了時刻を向かえ、無事会期も終了。
なんかこう、大きいイベントだから終了と同時に花火でも打ち上がるかと思いきや、わりとどこのブースも淡々と撤去作業。そして素早く撤収。
案外拍子抜けだったりして。。。
それでもこのイベントでは良い経験させてもらいました。
次の展開が楽しみでもあります。

■ 2003/10/12 (Sun)  いにしへにあり。
雨上がりのこの日、表参道の着物屋さんへ。
どれもこれも素敵なものばかり。
着物は見るのも良いけど、やはり着るもの。
アンティーク着物の薫りはとても良い。
とても贅沢な時間。
日本にも良いものはたくさんあります。

■ 2003/10/11 (Sat)  凌駕。
東京デザイナーズウイーク。
前日はメインステージにてVJをつとめたけど、この日はワンダーサイトのコンテナにて、いつものメンバーと共にVJとライブ。
僕らはコンテナの上に乗って、コンテナ入り口には以前買って使い道はもうないのかと思っていたシルク(風の)布を張り、コンテナそのものをテレビの箱のように使って、日暮れよりパフォーマンス開始。
さすがにデカいイベントだけあって、徐々にコンテナの前に人が集まり始めてくる。
とにかくノリはゲリラ的だけど、どのコンテナよりも目立って、近くの空気からだんだん熱くなってきているのが肌で感じられてとてもやってて気持ちがいい。
で、いよいよこれから最高潮へ!って時に無情の雨。。。
パフォーマンスは途中ながらも終了。
ただ、大きな声じゃ言えないけど、メインステージよりも注目を集めてたのは誰の目にも明らか。
このまま最後まで続けてたら、、、と思うと残念だけど、それは他日のお楽しみとしてとっておくことにして。
またこういう気持ちいいパフォーマンスをみなさんとごいっしょしたいもんです。
自信だけは確実に深めました。

■ 2003/10/10 (Fri)  今日は何の日?
少し前なら体育の日であったり、はたまた銭湯の日であったり、眼鏡の日であったりするこの日、僕にとっては〆切りの日で、いくつかの〆切りを間に合わせて、夕方から東京デザイナーズウイークへ。
この日はもうひとつ、VJの日でもあり、デザイナーズウイークのメインステージへVJとして上がることに。
あまりにデカイ会場なので、まるで気付かなかったけど、事務局長によると500人以上は観客がいるのだとか。
けっこうビックリ。
そして好評だったようで何より。
ただ、ロンドンの盛り上がり方とか見ていたせいか、どうもいまひとつ物足りない感もあったりして。
今までに比べて、かなり大きいイベントに参加しているにも関わらず、贅沢な悩みです。
明日は「盛り上がりの日」にしたいところです。

■ 2003/10/09 (Thu)  のんびりやろうよ。
東京に戻ったら戻ったで、やらなくちゃいけないことは山ほどある。
世の中が動いている限り、その波は確実にここまでやって来るのは当たり前なんだけど。
でも、渡欧して気付いたことがある。
こんな時、きっと慌てちゃいけないんだ。
なんかちょっと不自由なくらいでも、それを楽しむ心のゆとりがなくっちゃ。
フランス人なんかいい加減だし、イギリス人もちっとも仕事をする気がないように僕たち日本人には見える。
でも彼らは楽しみ方が上手。
見習うべきことは、一刻も早く見習うべきだもの。
で、実際に楽しみながら作業をしていると、以前よりも効率がよいことに気が付いた。
いいじゃない、この感覚。

■ 2003/10/08 (Wed)  再び東京始動。
お台場で行われる、デザイナーズウイークのコンテナエキジビションの搬入へ。
僕はトーキョーワンダーサイトのコンテナへ。
ここのコンテナでワンダーサイトの作家と共にこの連休で展示とイベントが行われる。
東京へ戻って早速のアート活動。
また慌ただしく東京生活が始まります。

■ 2003/10/07 (Tue)  ただいま。
朝、成田着。
日本語でお出迎えを受けて、日本を感じる。
日本は変わってないのだろうけど、僕には少なからず変わって感じる。
新たな視線を手に入れたからだろうか。
これからそのことがきっとハッキリして来るはず。
僕自身もバージョンアップ。

■ 2003/10/06 (Mon)  帰国。
ロンドンからいよいよ帰国。
ハッキリ言って、離れがたい。
飛行機の時間までアールズコートをウロウロしてみる。
ロンドンの空気を気が済むまで満喫するために。
そして再びヒースローへ。
またこの地へ戻って来ることを誓いながら、日本へ向けてフライト。
行きの飛行機でも映画を見てたら寝そびれたけど、帰りもまた映画を見てたら、、、また寝そびれてしまいました。。。

■ 2003/10/05 (Sun)  全てつながってる。
ロンドンの朝は冷え込む。
外に出たらとんでもなく寒くて、この日はまず防寒になるものを買おうと、ノッティングヒルの市を目指す。
ここではめぼしいものは見つからず、リバプールストリートのマーケットへ。
と、歩き回ってたら寒さもだいぶ和らいできたので防寒も必要ではなくなった。
ここで永岡くんと合流。
おとといピーターに教えてもらったギャラリーを再び訪ねる。
訪れたキースタレントギャラリーで、さらにいくつかのギャラリーを紹介してもらい、永岡くんとともに見てまわる。
風邪ひきの永岡くんは、鼻との闘いでもあったが。。。
そして最後に訪れたロックウェルで、おとといピーターとともに食事をごいっしょした、クリスティンと再会。
まさかの偶然に互いにもの凄く驚く。
ここは数人のアーティストがギャラリーとスタジオを運営している、とても面白いスペース。
他のアーティスト、ギャビンやアレックスと共に持参していた僕らの資料を見てくれる。
互いにアーティスト同士、共鳴しあう部分も多分にあって、この偶然の再会がこれからまた一気に世界を膨らませてくれそうだ。
また良い出会いに恵まれたみたい。
僕も永岡くんも新たな世界への扉を開いたことが嬉しくて、早くもその先の世界へと視線を送る。
ロンドン最終日にして最大の喜びが用意されてるなんてね。
とにかく旅は最高。
人との出会い、新しい世界との出会い。
何もかにもが輝いて見えます。

■ 2003/10/04 (Sat)  ロンドンアート見学。
この日はアーティストの開くんと共に、ロンドンのアートをば見に。
まずはテートモダンへ。
ここのコレクションは、ハッキリ言って相当面白い。
正直、目から鱗。
やっぱり世界には面白いものを作ってるヤツがいっぱいいる。
決して負けちゃいられない。
一流品を集めてるのだから、そりゃレヴェルが高いのは当然だけど、それでもやっぱりかなり刺激を受けたのは間違いない。
一流になりたかったら、一流を知らなくちゃならないし、超一流になりたかったら、超一流を知らなくちゃいけない。
かなり満足な感じで、テートモダンをあとにして、サーチギャラリーへ。
ここはサーチ氏の個人コレクションのギャラリー。
と、ギャラリーだと思ったら、ほぼ美術館。
なにぶん(けっこう高めの)入館料が必要。
ロンドンでは美術館ですら入館料が要らないと言うのに。
それでも並んで入るほどの人気ぶり。
その理由はやはりコレクションの質と量。
ここには現代のイギリスを代表するような作品をはじめとして、素晴らしいコレクションが揃ってる。
本日2度目の、目から鱗。
やっぱりついつい見てしまう。
それだけ面白い、ってことにほかならないんだけど。
個人でこんなコレクションを集めたかと思えば、それをこんなカタチで公開しているイギリスは、日本の何歩先をも走ってる。
ことアートシーンに関して。
日本のアートシーンは、もっともっと風穴をあけないとイギリスに追い付かない。
決して作品の質だけの問題じゃなくて、アートシーン、ひいては都市の問題かもしれない。
都市が充実していくのに、アートはやはり欠かせない要素だ、と僕は思う。
確かに衣・食・住ほど生命に関わることではないけれど、知的な、文化的な生活を送るには欠かせない要素なのは間違いない。
決して日本人の作品が劣るとかそういうことではなく、その活かし方を知らないだけだ。
今回の滞在で、まだまだもっと多くのことを吸収してこなくっちゃ。

■ 2003/10/03 (Fri)  少しは上達したの?
アーティストの開くんは朝から語学学校へ通うため、僕はひとりでハイドパーク内にある、サーペンタインギャラリーへ向かう。
と言うよりも、実はギャラリーよりもパークそのものが目的だったりして。。。
東京にはなかなかない広大な公園。
アヒルやらリスやら動物もいっぱい。
そして警官は馬で巡回。
のどかなロンドンの昼を過ごす。
午後からは日本でのイベントで、DJをしてくれているキュレーターのロジャーの弟、ピーターと会う。
噂には、ちっちゃいロジャー、だと聞いてはいたけど、、、そっくり。
特に話し方が。
日本語ももちろん堪能で、ロンドンのギャラリーを案内してもらう。
まずはICA。
前回来た時には、イベントだけで展示は見れなかったが、今回はビデオの展示が見れた。
古いものだけど、面白いものもある。
その後、EAST END地区のいくつかのギャラリーを案内してもらう。
その途上、ダブルデッカーの古いタイプに飛び乗って、飛び降りた。
これ、けっこうやってみたかったんだよね。
ロンドンならではなので。
そして最後にピーターの友達のアーティストの個展のオープニングパーティーへ。
ここで一気に英語モードへ突入。
多少慣れたとは言え、カタコトには違いない。。。
パーティーには様々な人が来ていて、聞き取りやすい人がいたり、そうでなかったり。。。
幼稚園の先生をやってるという人がいて、この人の英語は聞き取りやすかった。
と、いうことは多分僕の英語レベルは幼稚園程度かと。。。
ただ、たまにピーターが通訳してくれてやっとなので、僕の英語レヴェルは、、、相当まだまだですね。。。
がんばります。

■ 2003/10/02 (Thu)  ロンドン再び。
この日で楽しいパリともお別れ。
と、ホテルのチェックアウトを済ませようとすると、フロントのおっちゃんが、料金はいくらです、とか言っている。
それもフランス語で。
どうやら察するに宿泊料を払えと言っているらしい。
こらこら。
僕は着いた日に、しかもあなたに払ってるのですよ。
ここのフロントは2人いるのだが、今日はよりによって英語の使えないほう。
でも、僕は英語、おっちゃんはフランス語でやりとり。
結果的にどうにか通じたらしく、チェックアウトを済ませ、名残を惜しむかのようにパリの街へ。
とりあえず向かった先はポン・ヌフ。
まずは橋のたもとで、クロワッサンをかじりつつ、セーヌを眺めてみたりして。
そして重たい荷物を引きながら、僕はウインドウショッピング。
どれもこれも日本より格段に安い。
この荷物さえ重くなかったら買って帰ったのに。。。
見れば見るほど残念。
あまり見てると目に毒なので、カフェに入ってカウンターでショコラを。
結局まだパリの街を見てたくて、すぐにカフェを出てあっちへウロウロ、こっちへウロウロ。
ユーロスターの時間いっぱいまでパリの空気を満喫する。
そしてユーロスターに揺られること3時間。
再びロンドンの地へ降り立つ。
それでも数日前にロンドンに降り立った時よりも安心感がある。
慣れとはホントおそろしいもんだ。
今度のロンドンでお世話になるのは同じくアーティストの佐々木開くん。
偶然にも彼の同級生がロンドンに来ていて、、、みんなでお食事。
またロンドン生活が始まります。

■ 2003/10/01 (Wed)  なんとかと煙は、、、
パリも三日目。
まず午前中はこの日の行動を決めるため、カフェへ。
もうすっかりパリっコ気取り。
まずは、つぶれた足のマメにあてるクッションを買いにスーパーへ。
スーパーを発見したおかげで、パリ逗留が一段と楽になった。
そしてそのまま以前から知る日本人のやっているギャラリーへ。
久しぶりの再会。
次にそこからメトロで一本。
今回パリで見たかったアート施設のひとつである、パレドトウキョウへ。
残念ながらこの日はヴェルニサージュのため、展示そのものは見れなかったけど、だいたいの雰囲気だけでも味わう。
と、そこから見えるのはエッフェル塔。
どうにもこうにも観光気分がうずいて、、、近くに行くだけでは飽き足らず、結局登ることに。
てっぺんでは外にも出れる。
見下ろすと、夕日に染まったセーヌ川が美しい。
さらにそこから歩いて行ける距離に凱旋門がある。
ここへも行ってみなくっちゃ。
で、ここ凱旋門に登るには、エレベーターなんてものはなく、、、ひたすら階段。
さすがに歩き通しでキツかったけど、屋上から見るパリの景色は格別!
エッフェル塔ほど高くはないけど、ここからの眺めは勝るとも劣らない。
ここでまだ夕方。
時間はあると見て、ルーブル美術館へ。
行ってみてビックリ!
とんでもなく広い。
そして展示してある名品も、まさに名品のオールスター。
見ても見ても、、、、まだ見きれない。
ただ僕は、ここで確認したかったのが、僕の今作ろうとしているものはどの程度のものなのか、ということ。
そしてこれらに互角以上に張り合うとすれば、、、なんてことを考えたりして。
無茶苦茶だけど。
けど、さすがにオールスター。
圧倒的な迫力と強さで、次から次へとその作品が僕に向かって迫ってくる。
それでもなんとか見ながら気持ちで負けないようにと、、、時間の許す限り多くの作品と対峙しました。
このことを踏まえて、これがこれからの作品に生かせればいい、とそんな思いを胸にしながら。
そして晩ご飯を食べるにあたり、困った時には、店の人におすすめを聞きます。
このへんは日本と同じ。
けっこうおいしいものにあたります。
帰りは閉店間際のスーパーに駆け込んで買い物。
飲み物とか買うだけなんだけど、スーパーのおかげでだいぶ自分のペースがつかめそうです。
てゆうか、まるでパリで一人暮らしをしているみたい。
帰り際には、まだパリ三日目の、それも日本人の僕に道を聞く(たぶんおっちょこちょいの)フランス人がいました。
パリに来てずっと歩き通しだったので、知らず知らずのうちに地理には明るくなってて、ちゃんと教えてあげられたのが不思議。
人間順応するもんです。
くたくたになってホテルに戻ると、カウンターのおっちゃんに呼び止められて、、、何かと思えば日本からの励ましのファックス。
文字の奥に体温が見える気がして、、、僕はまた明日から頑張れそうです。
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